ホントたまにこういうこと書きたい気分になる  散文

時間平面から逸脱した空間のように静かな教室には、


文庫本を読みながら活字の世界に浸る僕と、


世界の全てを悟ったかのような顔で窓の外を眺めている彼女がいた。。。


ふと、僕は本を閉じ、彼女にたずねる。。。


「何を見ているのでしょうか?」


「空」


そんなこと当たり前でしょ、と言うような口調で彼女は答えた。。。


そして、また僕はたずねる。。。


「なぜ空を見ているのでしょうか?」


「空が青いからよ」


彼女はさらりと言い放った。。。


そして、僕は最後に少し違う質問をした。。。


「ではなぜ、空は青いのでしょう?」


「それを知る為に眺めているのよ」


そう言ったときの彼女の瞳には、好奇心という名の空がきれいに映っていた。。。


僕は再び本を開き活字の世界に舞い戻った。。。


窓の外には雲ひとつない、彼女に瞳のような青空が広がっていた。。。




時々無性にこういう文章を書きたくなるときがあります。。。


でもこうして文にしたのは初めてです。。。


この文を読んだ人は歴史の目撃者になれます。。。


本当におめでとうございます。。。



明日も早いので、もう寝ます。。。おやすみなさいませ、ご主人様。。。