書籍紹介


さて、


茶番はこれくらいにして、




ミミズクと夜の王 (電撃文庫)

ミミズクと夜の王 (電撃文庫)






この本は、


この賞を取ればその作品の人気はずっと安泰だ、と言われてるライトノベル二大大賞*1の片翼である


電撃小説大賞」大賞受賞作品です。。。




が、それ故にこの本はズルイです。。。




漫画以上にイラストが武器である本、という言葉が言い得て妙であるライトノベルというジャンルに於いて、


この本はまるでイラストを使用していません。。。


唯一使われているところと言ったら、表紙のみ。。。


それも


ライトノベルに多々使用されている、萌え系のイラストではなく、


どこかの芸術家が書いた風景画のようなイラストだけです。。。


 

内容の方も、別に登場キャラに[〜属性]があるわけでもありません。。。


がしかし、不思議と登場キャラクターが一人一人しっかり立っていて、一本筋が通り、


最後まで飽きさせませんでした。。。




そして読み終わった瞬間思ったのは、






これは本当にライトノベルなのか???





ということ。。。






別に[〜属性]と名の付くのキャラがいなくても十二分に面白いライトノベルは作れるということを


証明した、革命的な作品でした。。。

*1:もう1つは涼宮ハルヒの憂鬱も受賞作品である角川スニーカー大賞