書籍紹介


さよなら妖精 (ミステリ・フロンティア)

さよなら妖精 (ミステリ・フロンティア)



これが推理小説・・・だと・・・!?




と言う事で、この本、


図書館への返却期日が、既に10日ほど過ぎた状況の下、


僅か3日ばかりで読破しました。。。





本作、


作風がどこか、


以前紹介した、伊坂幸太郎さんの「アヒルと鴨のコインロッカー」に似ている印象を受けました。。。


「アヒル〜」の方はブータンを只管プッシュしていましたが、


本作はユーゴスラヴィア。。。





ユーゴスラヴィアからやってきた謎の少女「マーヤ」と、


その他数人の高校生男女グループが織り成す、不思議な思い出を、


主人公一人称視点で描いた作品。。。






本書の作者「米澤穂信」さんは、かの直木賞作家(笑)「桜庭一樹」と同じ、ライトノベル出身の作家。。。


それだけあって、キャラの性格、


また作中随所に散りばめられた、「狙い目シーン*1」は中々に秀逸なものでした。。。




例えば、、、


「しっかり者学級委員タイプの女の子が、お酒を飲み過ぎて、普段では考えられないくらいハッチャけるシーン」とか。。。







ただENDは、前回読んだ「僕は天使の羽を踏まない」に続いて、


連続の「切ない系」だったので、少々インパクトが足りない感じがしました。。。

*1:所謂一つの萌えシチュエーション