書籍紹介
最近の小説のキャラクターについて結構本格的に考えちゃってる内容の本書。。。
やっぱり西尾維新すごいな、と、改めて思わせてくれるような本書。。。
維新は大体、名前からキャラクターの全てを決めるらしい。。。
「名前を見たらそのキャラの全てがわかる、そんな風な名前をつけるようにしています。だから、ただ珍しい名前をつけているわけじゃないのです」
全てがわかるかは微妙だけど、確かに『病院坂黒猫』とかハマリまくってたからなぁ。。。「やあやあ、様刻くん様刻くんこんにちは――」
あと、維新は大がつくほどの『ジョジョ』好きらしい。。。
それもネタに使うだけでなく、セリフの書き方とかも『ジョジョ』に影響を受けているとか。。。
うーん、まだまだ遠いなぁ。。。
前作同様、僕僕と勝ち組ニート王弁+中途から薄妃が加わり、世界中を回り様々な魑魅魍魎と出会い、騒動を解決していくお噺。。。
作者紹介欄で「今一番楽しいことは僕僕先生シリーズの続きを考えることです」と言っているだけあって、
こっちも読んでいて、これ書いてる作者めっちゃ楽しそうだなという印象を強く受けました。。。
本文抜粋↓
義務教育の延長である高校の延長、それが第一印象だった。
――中略――
少なくとも、大学というのはもうちょっと大人の集う場所だと思っていた。顔見知り同士、すれ違えば会釈くらいはするが、
間違っても奇声を発したりしない。
――中略――
皆、鞄に文庫本の一冊くらいしのばせているいるのが普通で、講義にくだらなさを感じれば近所の喫茶店でそれを読み、一人静かに思索に耽る。
教授は厳しく、提出期限を過ぎたレポートなど、受け取ってもらえないものだと信じていた。
それがどうだ。
このていたらくは。
――中略――
文庫本の代わりに持っているのはプレイステーションポータブルとニンテンドーDS、それにワンセグとiPod。
――中略――
教授はぬるく、レポート提出の期限をいくら過ぎようと、電車が止まった、具合が悪くて病院にいった、と弁解するなりホイと受け取ってくれる。
どうだこれは。
このありさまは。
読んだ瞬間、「お前は俺かw」と一ツッコミ。。。
いやね、鞄に文庫本は流石に無いかもしれないけど、大学に来てまでPSPやらDSやってるのはどうかと思う、自分は。
ほんとキャンパス内で多すぎ、DSとPSPやっている人。。。
自分の周りもみんな持ってる。。。
猛者はPSP5台くらい持ってる。。。
因みに自分は持ってない。。。てかいらない。。。
正直もう携帯ゲームって年でもないし。。。
目も悪くなるし。。。
まあ、目はパソコンやってたらどんどん悪くなるんですけどねw
本書、鉗子で体をはさむのが好きな女子大生の精神的なお噺が一つ。と、コンビ二アルバイトが頑張る噺が一つ。。。
たまに読む分にはこーゆー精神系な噺も悪くないものです。。。