書籍紹介


魚籃観音記 (新潮文庫)

魚籃観音記 (新潮文庫)



筒井の十八番、その名も「ポルノ西遊記」。。。


本書を読んでのことだけど、官能小説に出てくる隠語(淫語)表現というのは、


その作者の描写力を確かめるのにかなり有効な指針と成りえるのではないかとボクは思う。。。


官能小説というものは、特殊なもの(プレイ)でない限り、基本的には、


「入れる、動く、出す」


という一連の過程を描いたものである。。。


そしてその流れの途中に喘ぎ声をはじめとする様々な淫蕩描写や表現を挿み、


小説足りうる文章へと昇華させていくのであるからして〜〜云々かんぬん。。。






「白い毒液」とか「雀を糊まみれにさせ」とかすごい表現力だなー。。。