書籍紹介



村上春樹全作品 1990?2000 第3巻 短編集II

村上春樹全作品 1990?2000 第3巻 短編集II




この短編集シリーズはもうズイブン読んできたけど、どうだろう、そろそろ村上春樹の短編も全制覇したのではないかなと。。。


いやそれはないか。。。流石に。。。まだ。。。




「そして蝿がその花粉を運んで、耳に潜り込んで、女を眠らせるんだね」、友だちが湿ったマッチで苦労して煙草に火をつけながら言った。


「それで……その蝿は何をするの?」


「女のからだの中で、その肉を食べるのよ、もちろん」と彼女は言った。


「むしゃむしゃ」と友だちは言った。



これが村上(春樹)節。。。だと思う。。。個人的には。。。


そーいやノーベル文学賞……('・ω・`)










毎度おなじみ清水義範INちくま文庫。。。



「あん、だめだったらぁ。そこは弱いのぉ」……そこは弱いんだけど、まんざらでもない、という時に表示されます。。。



パソコンの“説明書”にこんなこと書いてあったら面白いよね。。。



表題にもなってる「インパクトの瞬間」はインパクトのある言葉とかパワー増幅接頭語の話。。。


例えば、


『セラチオペプチターゼ』とか


『遠赤外線』とか、



『ユニバーサルメルカトル図法』キリッとか。。。



つまり、


「どんなものか分からんけど、セラチオペプチターゼが使われてんだからすげぇんだろうな」


「遠赤外線とか……赤外線だけでパネェのに、それが遠いとかどんだけパネェんだよwwwマジパネェwww」


「全く意味わからんがユニバーサルメルカトル図法を使ってくるとは、googleらしいやり口だなキリッ(茨城とV速民)」


こんなことが面白く、それでいてかなり抉りこまれて書かれてる。。。


まあつまり、凄そうだからって世の中何でもかんでも信じちゃいかんということわな(清水節)







ハサミ男 (講談社ノベルス)

ハサミ男 (講談社ノベルス)




メフィスト賞受賞作の中で』国立大学のミス研に所属している友人が認めた数少ない作品の一つ。。。他は何だか忘れたけど。。。


ミステリがあまり得意でない自分が、これを読んで得た教訓は、




・アニメやゲームや漫画に描かれる美少女というのは目が大きすぎて、頭蓋骨のほとんどが眼球で、爬虫類程度の脳みそしか入っていない。。。


命じられるがままに、すぐ大股開きをするのもむりはない(作者談)



・やはりデブは主人公になりえない



叙述トリックミステリーは二回読んでこそ楽しめる




の三つ。。。


二回目読んだ時は、目を皿にして叙述トリックの矛盾を探したけど見つからなかった。。。


当然だけど、よく出来てるなぁ。。。







声の網 (角川文庫)

声の網 (角川文庫)




星新一のショート・ショートじゃなくて、近未来SF連作短編集。。。


まあ十八番ってこと。。。


それしても角川から出てる星新一シリーズは表紙が可愛いな。。。


この表紙を書いてる「片山若子」という人の絵は、


星新一の書く、どこかロボット的、または無機質的とも言える登場人物たちに良くあっていると思う。。。










「痛い中学生が考えたのか…………」


いちいち理系ぶるのがウザ苦しい。。。頭悪く見える。。。


ライトノベル作家もB6版でやれば文芸エンターテイメント作家なんだとさ。。。







ラブコメ今昔

ラブコメ今昔




図書館戦争が一番有名なのかな、それの著者、新進気鋭作家(と言うにはもう古いか)の有川浩。。。



自分、正直この人見くびってた。。。


二年前、高校の図書室で借りた図書館戦争を最初の2P読んで積んで以来、意識はしてなくとも敬遠してはいたけど……。。。


この人のラブコメは面白い。。。


なんか読んでて腹が立たない。。。応援したくなる。。。あとミリタリーの知識凄い。。。よく取材してる。。。


『To LOVEる』みたいな学園ラブコメ書いたら買ってしまいそう。。。ラノベでも。。。


次は、『植物図鑑』が読みたいなぁ。。。





アックア・アルタ―ヴェネツィア高潮 (Bee Books)

アックア・アルタ―ヴェネツィア高潮 (Bee Books)




これの一番下と同じ人。。。


今回はアックア・アルタ時のヴェネツィアの写真集。。。


因みにアックア・アルタ(高潮)反対はアックア・バッサ(引き潮)


死ぬまでに一度は行ってみたいなーヴェネツィア。。。






里山の一日 秋の日

里山の一日 秋の日




これも写真集。。。


こーゆーの見ると、つくづく日本の四季はすばらしいと感じる。。。


しかも秋。。。


秋というのは一年の内の休憩地点のような印象がある、自分的には。。。


まったりと、過ごそうよと、そんな感じ。。。