書籍紹介
- 作者: 柴田苗太郎
- 出版社/メーカー: 柴田苗太郎
- 発売日: 1970
- メディア: ?
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これは十一月の頭にあった神田古本市にて、100円で購入した本。。。
別に欲しかったとかじゃなくて、一緒にいた友人がいっぱい買ってたから、自分もなんか買うかって気持ちで、
適当にワゴンから抜いてパラ見して、という塩梅。。。
すげーなこの本、1970年、40年前に出されたそのままの状態だ、汚れとか痛み具合とか、当然バーコードもなし。。。
けどそんなオメガ古いマイナーな本でも、ちゃんと登録されているアマゾンにはスゲーパネーの一言。。。
だってこれ書名でググっても全く検索に引っかからないレヴェルなんだもん。。。
で、肝心の中身は、作者の半生を描いた、自叙伝的な、そういうもん。。。
てかこれ自費出版なのかも、はたまた同人誌か。。。
よく見たら奥付に限定800部って書いてあるし。。。
読み終わったら、ジャンプのバックナンバーと一緒に木曜日の古紙回収に出そうと思ってたけど、
日本に点在する1/800が手元にあるって考えれば、捨てないで本棚の肥やしにするのも悪くないかもしれない。。。
大学でアホみたいに長く友達を待つ時間があったので、その間に、大学図書館にて。。。
ユリイカ、中村祐介特集。。。
村田蓮爾との対談とか色々インタビューとか載ってた。。。
「Blue(中村祐介の画集)」に触れてる内容が多くて、講義一コマ分、1時間半まるまる読んで楽しめた。。。
ユリイカ2010年12月号 特集=荒川弘 『鋼の錬金術師』完結記念特集 (ユリイカ詩と批評)
- 作者: 荒川 弘,三宅 乱丈,藤田 和日郎,小泉 義之,佐藤 亜紀
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2010/11/27
- メディア: ムック
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同上。。。
11月22日に最終27巻が発売された、ハガレン特集。。。
何か小難しいことがいっぱい書かれてて、単行本が手元に欲しくなった。。。
こちらも1時間半かけて熟読した。。。
- 作者: 睦月影郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/05/14
- メディア: 文庫
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これ官能小説かよ
リクエストした本を取りに行ったついでに、時間の無い中、中身も見ずに借りた結果が、
官能小説かよ
大学図書館で読んでて、何か変な気分になったわ。。。
でこれ、また内容が、もうまさにsneg状態。。。
エロゲで、主人公とヒロイン達のエロシーンをひたすら見せられるカンジ。。。
ここまでsnegだと逆にギャグの域入ってる。。。
そんな作品を書いてるのが、著書500冊を超える大御所なんだからさらに爆笑。。。
一応、続編も出てるみたいだけど、流石に「図書館でリクエストして借りてこよう」にはならないなぁw
- 作者: 滝本竜彦
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2010/09
- メディア: 単行本
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「NHKにようこそ!」で一世を風靡した、引きこもり界のカリスマこと滝本竜彦の七年ぶりの新刊。。。
発売日にバイト先で発見して、市立図書館で一番乗り。。。
相変わらず、妄想が暴走した内容です、エアです。。。
表紙はピンクピンクです、エアです。。。
登場人物はみんなダメ人間です、大麻作っています、エアです。。。
結局誰も救われないのです、エアです。。。
やっぱり、滝本竜彦は量産型じゃないね。。。
- 作者: 筒井康隆
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2002/10/30
- メディア: 文庫
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筒井の自選短編集。。。
久々に筒井成分補給した。。。
寸止めなしの狂気的ホラー、なのにクスリと笑ってしまうところがあって、ああやはり筒井は面白い。。。
その中でも「走る取的」のシュールリアリズム的恐怖――って言うの、上手く表現できないけど――が秀逸すぎてびびった。。。
ものすごいスピードで追いかけてくる取的(力士)から二人の男がひたすら逃げる話。。。
これって想像してみたらめちゃくちゃ怖い。。。
だって、あの太った力士がものすごいスピードで、しかも魚のような無表情な顔でひたすら追いかけてくるんだから。。。
ターミネーター的な恐怖を感じる。。。
で、オチも凄い、ってかオチてない。。。
「実は財布落としてたから届けようとしてたんですよ」みたいな、お笑い的な、そんな救いのあるもんじゃない。。。
ただ、追いつかれて、殺されるだけ。。。
一人は背骨を折られて、もう一人は、首をねじ切られて。。。
なんで追いかけられて、なんで殺されるのかもよく分からないまま殺される。。。
ある種、最大の恐怖かもしれない。。。
因みに、あとがきを任されているのは、オーケンこと、大槻ケンヂ。。。
この人もいっぱい読んでるんだなぁ。。。
- 作者: 岸本葉子
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2010/04/01
- メディア: 単行本
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エッセイとは「自分の書きたいこと」を、「他人が読みたくなるように」書く、ものであり、
それに対し、ブログというのは「自分の書きたいこと」を、「自分が書きたいように」書く、ものである、
という風に本書の冒頭では書かれているけど、じゃあ、
「自分の書きたいこと」を「自分が書きたいように」書いて、それが「他人の読みたくなるような」ものだった場合、
それはエッセイに成りうるのかという質問をしたら、この著者はどのように答えるのだろう。。。
このブログ全盛期の今、そんな人いっぱいいそうだけどな。。。
エッセイって日本語に直すと随筆のことで、随筆の起源である枕草子はブログの元祖って言われてるくらいだし。。。
大体、エッセイスト単体っていう職業がなんだかなぁって気がする。。。
この本の中でも書かれているけど、エッセイって芸能人とか作家とかが片手間に書くもんじゃねーの。。。
エッセイストよりもフリーライターのほうがまだしっくりきそう。。。
とまあ、軽くエッセイストを扱き下ろしてみたわけだけど、
ハウツー本としては、とてもよく書かれていると思う。。。
自分の書いたエッセイを例に出して解説するから、説得力があってわかりやすいし、
なによりこれ読んで、自分も結構簡単にエッセイ書けるんじゃねと思わせてくれるあたりがグッド。。。
実際は書けないけどね。。。いや、カラオケの食事メニューの値段の高さについてのエッセイなら書けるかもしれない。。。
あの、鶏の軟骨揚げがアホみたいに高いカラオケの食事メニュー。。。
ちょっと文章考えてみよー。。。