読書初め 書籍紹介



数えてみたら去年は103冊の本を読み、紹介していた。


ペース的には1冊/3.5日、こう見るとけっこう読んだような気もする。


しかし、目標の120冊には到底及ばなかった。


それどころか一昨年の115冊よりも少なかった。


淡々と書いているけれど、正直、腹ん中が煮えくり返るほど悔しい。


こうして明確な数字を出して掲げた目標なのに、それを達成できなかった。


前の年よりも何か一つ“目に見える形で”上に行こう、と思っていたのに、ダメだった。


一体自分は去年何をしていたのだろう、という気分になる。


実は、ヒトカラにしか行ってなかったんじゃないかという気分になる。


だから今年は、去年の清算という意味も込めて125冊を目指そうと思う。


がんばりたい。






セクシィ古文 (メディアファクトリー新書)

セクシィ古文 (メディアファクトリー新書)



今年一番載りは、「なぜアヒル口〜」でも紹介したメディアファクトリー新書から


「セクシィ古文」


セクシィというか、直球で言っちゃえばエロ、いわゆる性的な内容が描かれている古文をたくさん紹介し、解説している本書。。。


自分は、高校二年生まで、しかも必修でしか習ってこなかったので、古文なんてほとんど読めやしないんだけど、


源氏物語はBL小説、と“言われているのを知っている”くらいの知識はある。。。


株とか仏像とか野菜とか男の娘とか、すげーなこれ、ヤッテルこと今とあんま変わんねーやw







久々の清水義範。。。


ちくま文庫のやつ。。。


清水義範の短編はもうけっこう数読んでるから、傑作短編集としてまとめられた本シリーズでは被る話が多い。。。


この本だけでも5/16が一度は読んだことのある話だった。。。


ただその中で、何回読んでも楽しめるであろう、ずば抜けた完成度を誇る作品が「文明崩壊の日」


理系SF的な発想がスゴイ。。。尊敬する。。。


そして表題作の「時間線下り列車」


これは確か世にも奇妙な物語で映像化もされていた気がするけど、


文章で読んでも、ノスタルジーな雰囲気が良くているイイカンジの幻想文芸だと思う。。。


作者は巻末の自著解説にて、


『何のドラマ性もない話を、超リアルに再現してみるとそれだけでなんだかおかしいのだ』


と述べてるんだけど、


いま巷にあふれる日常系やあるある系作品の元祖って、実はこの人なんじゃないかという気がしたりしなかったり……。。。







イラスト先行・競作小説アンソロジー「逆想コンチェルト」奏の2


略してギャッコン2


小林泰三のホラーがスゲー好み。。。


牧野修の筒井風キチガイ小説もたのしい。。。


ただ、奏の2にして、すでにマンネリ感が少し。。。


全く新しい、イラストの使い方は何かないもんかねー。。。