読書初め 書籍紹介
数えてみたら去年は103冊の本を読み、紹介していた。
ペース的には1冊/3.5日、こう見るとけっこう読んだような気もする。
しかし、目標の120冊には到底及ばなかった。
それどころか一昨年の115冊よりも少なかった。
淡々と書いているけれど、正直、腹ん中が煮えくり返るほど悔しい。
こうして明確な数字を出して掲げた目標なのに、それを達成できなかった。
前の年よりも何か一つ“目に見える形で”上に行こう、と思っていたのに、ダメだった。
一体自分は去年何をしていたのだろう、という気分になる。
実は、ヒトカラにしか行ってなかったんじゃないかという気分になる。
だから今年は、去年の清算という意味も込めて125冊を目指そうと思う。
がんばりたい。
- 作者: 田中貴子,田中圭一
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2010/06/29
- メディア: 新書
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今年一番載りは、「なぜアヒル口〜」でも紹介したメディアファクトリー新書から
「セクシィ古文」
セクシィというか、直球で言っちゃえばエロ、いわゆる性的な内容が描かれている古文をたくさん紹介し、解説している本書。。。
自分は、高校二年生まで、しかも必修でしか習ってこなかったので、古文なんてほとんど読めやしないんだけど、
源氏物語はBL小説、と“言われているのを知っている”くらいの知識はある。。。
株とか仏像とか野菜とか男の娘とか、すげーなこれ、ヤッテルこと今とあんま変わんねーやw
時間線下り列車―清水義範パスティーシュ100〈5の巻〉 (ちくま文庫)
- 作者: 清水義範
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2009/04/08
- メディア: 文庫
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久々の清水義範。。。
ちくま文庫のやつ。。。
清水義範の短編はもうけっこう数読んでるから、傑作短編集としてまとめられた本シリーズでは被る話が多い。。。
この本だけでも5/16が一度は読んだことのある話だった。。。
ただその中で、何回読んでも楽しめるであろう、ずば抜けた完成度を誇る作品が「文明崩壊の日」
理系SF的な発想がスゴイ。。。尊敬する。。。
そして表題作の「時間線下り列車」
これは確か世にも奇妙な物語で映像化もされていた気がするけど、
文章で読んでも、ノスタルジーな雰囲気が良くているイイカンジの幻想文芸だと思う。。。
作者は巻末の自著解説にて、
『何のドラマ性もない話を、超リアルに再現してみるとそれだけでなんだかおかしいのだ』
と述べてるんだけど、
いま巷にあふれる日常系やあるある系作品の元祖って、実はこの人なんじゃないかという気がしたりしなかったり……。。。
イラスト先行・競作小説アンソロジー「逆想コンチェルト」奏の2
略してギャッコン2
小林泰三のホラーがスゲー好み。。。
ただ、奏の2にして、すでにマンネリ感が少し。。。
全く新しい、イラストの使い方は何かないもんかねー。。。