書籍紹介
- 作者: 中村明
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1994/08
- メディア: 新書
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新書。。。中公新書。。。
これ別に、“センスある”っていうか、むしろサブタイの語感のほうがメインのような気が。。。
「終戦」と「敗戦」とか、「やり方」と「やり口」とか、「にほん」と「にっぽん」とか、「愛欲」と「獣欲」とか、
そんな感じの言葉の違いを延々と、敬語と誤用の観点からも鑑みて、そりゃもう最初から最後まで説明し続けてる本書。。。
ああ、あと「カレーライス」と「ライスカレー」なんてのもあったかな。。。
ちなみにこの二つの違いは、単純に世代の違いらしい。。。
世の中を二分した場合、若い人は「カレーライス」、年寄りは「ライスカレー」と言うんだと。。。
なるほど、確かに立川談志は「ライスカレー」って言ってたな。。。
あと誤用として取り上げられていた独壇場ね。。。
これ本来は独擅場と書いて“どくせんんじょう”と読むのがセーカイ。。。
以上豆知識な、つっても普通の会話で独擅場なんて使ったらおそらくキョトン顔されるだけだから、一生使わないだろうけど。。。
- 作者: 古川日出男
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/04/22
- メディア: 単行本
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結局ベルカは吠えませんでした。。。
これはー、なんて言えばいいのかなー、
クロスオーバーストーリーて言うのかなー、って思って今ウィキ調べたら全然ちげー。。。
つまりー、こう、今と昔の犬がね、こう関わるわけだ。。。
第二次世界大戦で活躍した軍用犬から脈々と、受け継がれるわけだ、べディグリーが。。。
で、世界中に散らばって活躍するんだよ、その優秀なぺディグリーを受け継いだ犬たちが、宇宙行ったり、橇引いたり、麻薬見つけたり、
ドッグコンテスト出たり、銃避けたり、マンモス見つけたり。。。
「ベルカ吠えないのか」はそんな話。。。
犬好きな人は読めばいいかも知れない。。。
因みに図書館か本屋で探すときは、表紙の黒い犬が目印!すぐ見つかる!
- 作者: 伊集院光
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2009/10/01
- メディア: 単行本
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これはタレントの伊集院光が週に三回配信してるメルマガで書いたエッセイを集めたモン。。。
そのエッセイの題名が毎回「○○」のはなしで、今回はその二巻目、だから“のはなし に” ってわけ。。。
いやはや、それにしても時間が経つのも忘れて読んでしまった。。。いや読みきってしまった。。。
伊集院はラジオが面白いとは乙一が小生物語の中で言ってたけど、サスガ元落語家で三遊亭楽太郎の鞄持ち、話し上手なだけあるわ。。。
いつもテレビ――主にQさまに出ているのを見るときは
「全然天才じゃねぇよ*1、こんなん漢字の意味と造り考えりゃ誰でも閃くわ」
なんて画面に愚痴ってるけど、この話の面白さと話の広げ方の巧さは確かに天才かも分からないなー。。。
今もやっているのかな、気が向いたらラジオの方も聞いてみようと思う。。。あと“のはなし”も読んでみようと思う。。。
こんなこと知ってるかもだけど自分が確かめておきたいから最初に書いておく。。。
まず、×小編 ○掌編
長さ的には当然
長編>中篇>短編>掌編
400字原稿用紙換算すると
長編小説 300枚以上 中編小説 100枚程度 短編小説 数枚〜80枚程度 掌編小説 1〜5枚程度
とまあこんな感じ。。。
でこの本。。。
何か装丁的に古い人ばっかりなのかと思ったら、
ウザ苦しい石田衣良とかロリヰタに手を出して捕まった獄本とかいるから結構新しいのかなんて奥付見たら、平成18年で見事に新しかった。。。
あとベルカ〜の古川日出男もいた。。。
筒井もいた、いつも通り過ぎてで安心した。。。
でも、最高なのは高橋源一郎の「凍りつく」
二回読んで意味分かって声を上げて大爆笑。。。
マリオさんご苦労様です。。。
こーゆー作家をいっぱい集めた作品集はいいね、何かいっぱい得られるような気がするから。。。
*1:伊集院はQさまの番組内では閃きの天才と言われている