今年読んだ書籍紹介


覚えているのだけ所感など。




エンダーのゲーム (ハヤカワ文庫 SF (746))

エンダーのゲーム (ハヤカワ文庫 SF (746))




確かアニメで『魔法科高校の劣等生』がやっていた頃、「俺つえーな主人公が出てくる小説を挙げてけ」みたいなスレで紹介されていたのを見て読んだのだと思う。


ゲームの強さで世界が救えるみたいなオタクの願望ダダ漏れ作品最近増えまくってるから、そういう意味でもこの作品は色々と御目がねにかなうんじゃないでしょうか。







人の脳に寄生して体からフェロモンを発することで自らの種子を人間の体に付着させ移動し色々な星で繁殖する、みたいな種の存続方法が面白かった。







エンド・ゲーム 常野物語 (常野物語)

エンド・ゲーム 常野物語 (常野物語)




常野シリーズはこれで完結なのかな。短編集であった草取りの話とかもっと見たい。


あと三月シリーズも。




猫を抱いて象と泳ぐ

猫を抱いて象と泳ぐ




この作品は来年ワンモアリードしよう。




水族館の殺人

水族館の殺人




アニメオタクが主人公の小説を「読むな」「書くな」「出版(だ)させるな」の否オタ三原則を提唱したい。




小説 中華そば「江ぐち」 (新潮OH!文庫)

小説 中華そば「江ぐち」 (新潮OH!文庫)




筆者である久住昌之氏の行きつけのラーメン屋「江ぐち」の解体新書。店で出されるラーメンはもちろん店内の雰囲気や切り盛りする3人の職人についてなどが、(確か)全て観察という形で記述されている。


久住氏といえばやはり『孤独のグルメ』だが、ゴローちゃんが店内に入ってから見せるあの数々の観察と思案は、実はこのラーメン屋「江ぐち」が原点なのかもしれない。




ラブ・ケミストリー

ラブ・ケミストリー







つぎはぎプラネット (新潮文庫)

つぎはぎプラネット (新潮文庫)




聖なる怠け者の冒険

聖なる怠け者の冒険




七日じゃ映画は撮れません

七日じゃ映画は撮れません




真藤順丈が次に描いた“架空のリアル”は映画でした。『黄昏旅団』と『ゴッドブレス』の書籍化も待ち遠しいなー。




ねじれた部屋 (光文社文庫)

ねじれた部屋 (光文社文庫)




未来いそっぷ (新潮文庫)

未来いそっぷ (新潮文庫)




蟻―ウェルベル・コレクション〈1〉 (角川文庫)

蟻―ウェルベル・コレクション〈1〉 (角川文庫)



蟻が外部刺激によって発するフェロモンを特殊な質量分析機にかけて化学構造を割り出し、それを人間の言葉に当てはめて変換することで蟻との会話を試みようとするSF的ギミックが秀逸だった。


ちなみに蟻についての面白い話として、蟻は死ぬと体からオレイン酸を発し、それを察知したほかの蟻が死体を巣の外へ運ぶんだけど、どぶろっくよろしくある研究者の話では、生きている蟻にオレイン酸をかけたら周りの蟻は生きているにもかかわらずその蟻を巣の外へ運ぼうとする結果が得られたらしいよ。面白いね。



時をかける少女 〈新装版〉 (角川文庫)

時をかける少女 〈新装版〉 (角川文庫)




夜のかくれんぼ (新潮文庫)

夜のかくれんぼ (新潮文庫)




華氏451度 (ハヤカワ文庫SF)

華氏451度 (ハヤカワ文庫SF)




チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)

チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)




チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600)

チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600)