一月に読んだ書籍紹介


覚えているのだけ所感など。




ひとにぎりの異形  異形コレクション (光文社文庫)

ひとにぎりの異形 異形コレクション (光文社文庫)


去年からの引継ぎ。本作はショートショートを題材にした異形コレクションシリーズ。


星新一をネタにしてる人が何人かいて面白かった。




夜眠りにつくと自分がアリスインワンダーランドの登場人物になってしまうという共通の夢を見る人たちの間で巻き起こる殺人事件。

夢の世界(アリスの世界)の登場人物は現実世界の人間の分身みたいな設定でアリスの世界での殺人が現実世界の死とリンクしてて……、というお話。

まず何人か死んで主人公がアリス世界の登場人物に対するリアル世界の人間の配役を明確にしようみたいな話になったところで大体結末というかミステリの種が読めてしまう感じ。

けど締めはファンタジーとしてなぁなぁで終わらせるのかと思ったら唐突にSF要素ぶっこンできて良かった。



モーパッサン短篇集 (ちくま文庫)

モーパッサン短篇集 (ちくま文庫)


全体的に人生を後悔してる人たちのお話。


これは20代の僕が今読んでも仕方が無い気がする。


教訓にはなるけど共感はできないかな。



鷲尾須美は勇者である

鷲尾須美は勇者である


買うまでにズイブン手間取らせやがった。


後日談も見たいから生まれて初めてアニメ誌(G's magazine)も買っちゃった。



美麗廃墟 美しく幻想的な廃墟たち

美麗廃墟 美しく幻想的な廃墟たち



高校生のための批評入門 (ちくま学芸文庫)

高校生のための批評入門 (ちくま学芸文庫)


これって作品批評なのかと思ったらそうじゃなくて、for世界とか世の中みたいなスケールの話だった。


物事に対して考えて意見持って発信すればそれは立派な批評ですということが書いてあったような。