書籍紹介





細菌人間

細菌人間





最近、筒井成分が圧倒的に不足していると体が欲していたので、いつもの図書館からは少し遠出してハードカバーの作品を借りてみた……は良いんだけど、


これ筒井初期の子供向けSF、いわゆるジュブナイル作品集だった。。。


だから何というわけでもないけど、故に、すげー文章が簡潔、わかりやすい。。。あと主人公が全員子供。。。


そして表題作の初出が週間少年サンデーってのが時代をカンジさせる。。。


うーん、別に筒井のジュブナイル時かけとか七瀬シリーズとかパプリカとか普通に楽しめるから、それはそれで良いの
だけど、


自分の中の筒井成分っていうのは、毒笑いかエロ笑いなんだよなー。。。


そういう意味ではこの作品はちょっと成分不足が否めない。。。


また新しいの借りてこよう。。。







東京奇譚集

東京奇譚集




そういえば、村上春樹って作家になる前は国分寺で喫茶店をやってたという話をどこかで聞いたなー。。。


たしか何かのエッセイで、武蔵小金井の駅員に文句を言った話が載っていたような……。。。


この作品集の、どこいらへんが東京だったのかはよく分からなかったけど、


奇譚であること、そしていつも通りの“春樹の短編”であることは分かった。。。


猿が人間の言葉を喋ることに対して何の違和感もなくスルーされているあたりが特に。。。



自分もそろそろ1Q84を読む時期かもしれないなー。。。






道徳という名の少年

道徳という名の少年




今年の4月発売の新刊ー。。。




桜庭もズイブン久しぶりに読んだなー。。。


前は結構スパン空けずに読んでた気がするけど、最近は読んでない作品の方が多くなってしまったくらいだ。。。


とは言え、いくら久方ぶりでもこの人は相変わらず似たようなもん書いてるね。。。


赤朽葉あたりからずっと“受け継がれる遺子”みたいなこと書いてるんじゃないか。。。


また中学生くらいの少女が頑張ったり百合ったりする話書かないのかなー、少女の心の葛藤(笑)


そのときは巣篭カナレヴェルの僕っこを登場させてくれー。。。あと、きよ子みたいな子も出してくれー。。。


ていうかむしろ、きよ子登場させて読書クラブの続編を書いてくれー。。。