書籍紹介
これは「涼宮ハルヒの憂鬱」以来、史上四作目の角川スニーカー大賞、大賞受賞作品。。。
友人から「“最近のラノベ”という括りを持ってるお前でも読める作品だから」と言われていたのを思い出し、
ブックセンターいとうにて200円で。。。
これ読んで自分のティーンズ文庫に対する評価って減点方式なんだということが分かった。。。
まず何より、学園モノじゃないってのが高評価。。。てか自分としてはこれだけで大賞モン。。。
あと主人公が平凡な男子高校生じゃないところ、もう最高。。。
そして寒いギャグとツッコミが使われてないこと。。。はいはい、ワロスワロスにならなくて良かった。。。
文章も軽すぎず、重すぎず。。。読みやすいという言い方はしたくないから、ウザ苦しくない文章って言っとく。。。
ただいつも思うんだけど、ティーンズ文庫の挿絵ってのは表紙絵よりも下手に書かなきゃいけない決まりでも存在するのかな。。。
文で描く絵の指示までされてんだからもうちょっとしっかり、表紙のクオリティで書けばいいのに。。。
大半のラノベはこのテンション上がってきた感MAXの挿絵を見習うべき↓
それにしてもこれ二巻が出るとかあとがきに書かれててビックリしたんだけど、もう十分のような気が。。。
あと何書くんだろ。。。と思って調べてみたらまだ二巻は出てないみたいだ。。。
奥付見るとそろそろ一年、、、速さが命のラノベ作家(それも新人)には致命的だよなー。。。
てか、いつもバイト先でティーンズ文庫の集計していて思うけど、もうスニーカー文庫自体、終わってる感がすごい。。。
でもあれか、スニーカーはハルヒがいろんなメディアで稼いだ金を全部足せば、
ほかのレーベルの文庫のみの売り上げ全部足したのの半分くらいにはなるのかな。。。
基準とかがないからまったく分からないけど。。。
- 作者: 桜庭一樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/05/28
- メディア: 単行本
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やっぱり桜庭の書く女子中学生は良いなー。。。
自分の父親にみる淫ら愛、この頃から「私の男」の前身はできてたんだなー。。。
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 12345
- 発売日: 2004/09/07
- メディア: 単行本
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はるきー。。。
実はこれ初めて読む春樹の長編だったりする。。。
カッコつけてもしょうがないから言うけど、
ストーリーを追う以外、まったく意味分からんかった。。。
そもそもなんで春樹を読むと、意味の理解を追及しちゃうんだろうって考えたら、
春樹が『なんか裏ではスゴイ深い意味があるんじゃないかと考えさせる思わせぶりな文章』を書いてるからなんだよね。。。
本当は深い意味なんてありゃしねーとかだったら面白いんだけどなー。。。
- 作者: 椰月美智子,あさのあつこ,魚住直子,角田光代,笹生陽子,森絵都,宮尾和孝
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/04/29
- メディア: 単行本
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きみが見つける物語 ティーンエイジ・レボリューションを読んだ!
今回は「あさのあつこ、魚住直子、角田光代、笹生陽子、森絵都、椰月美智子」
みーんな女性作家!
笹生陽子、文章のノリ軽すぎw だがその軽さ、嫌いじゃあないぜ!by球磨川君
調べてみたらなんか、このシリーズこれでラストっぽい。。。
最初はティーンエイジャーの間に読めるかなんて言ってたけど、最終的にギリギリ二十歳で全部読み終えることができた。。。
おめでとう、ありがとう。。。
- 作者: バーナードベケット,Bernard Beckett,小野田和子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/06
- メディア: 単行本
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いろいろ書きたいけど、眠い。。。
ラスト数ページでのどんでん返し半端ねー、って言ってる自分はたぶん大して読み込めてない証拠。。。
途中で気づけなかったなー、何も。。。
- 作者: 森見登美彦
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2009/03/05
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「高等遊民になりてえ」
切実な願い。。。
あと文通もしてみたいなー。。。風船でも飛ばすか。。。
時に自分は『アホ犬』という言葉がツボらしい。。。
「まーたアホ犬のタロスケが畑をめちゃくちゃくにしやがった!」
「ちっくしょう! このアホ犬、とうとうやらかしやがった!」
これだけで十分くらい笑える自信がある。。。
みぎゃー。。。
ニッポンの猫はたくましい。。。
カイガイの猫はどうなんだろ。。。
- 作者: 岩合光昭・写真,石寒太・選句
- 出版社/メーカー: 毎日新聞社
- 発売日: 2010/03/17
- メディア: 単行本
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ふぎゃー。。。
猫の恋っていうのは、俳句に於いて、初春二月の季語なんだって。。。
とげとげー。。。
- 作者: みとまかつとし
- 出版社/メーカー: 新風舎
- 発売日: 2006/02
- メディア: 単行本
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にゃんにゃんにゃんにゃにゃんにゃんにゃにゃんにゃ、でCM。。。
港のネコって楽してエサ手に入れてそうだから、あんまりたくましくないんだろうなー>ゆとりネコ。。。
- 作者: 阿久悠,佐藤秀明
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/01/31
- メディア: 単行本
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路地とネコの相性の群抜具合はいじょー。。。
京都の路地はマジで芸術品だなー。。。
- 作者: 高砂淳二
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/06/11
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キャユンフィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
因みに92.821で現在の全国採点は5位。。。
虹って昼間じゃないと見れないのかと思ったら夜でも見れるんだなー。。。
頭悪い言い方しちゃうけど、なんかこう光の反射的なもんで夜だとダメなのかと。。。
にしても、星空に虹のコンボは半端じゃないな。。。
写真でこれだけ美しいのだから、実際見たら一体どれだけ……。。。
あと、丸虹をリアルで見るのは初めてだなー。。。
良い虹を書く漫画家といったら自分の中ではもちろん尾田栄一郎。。。
ジャンプのカラー表紙のときいっつも、いいわぁって思いながら見てる。。。
- 出版社/メーカー: ムービック
- 発売日: 2010/09/30
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FLCLのアートブック『フリクリズム++』
なんで++なのかと言うと、昔出た『フリクリズム』の復刻版という理由で+、
そしてそこに未収録イラストやら、新たに対談やらを追加して+、
よって『フリクリズム++』という塩梅なわけ。。。
以前小説版を読んだとき、この作品のテーマを勝手に解釈して「大人になる」って自分は書いてたけど、
ここに載っていた対談を読んで言葉足らずだったということが分かった。。。
この作品のテーマは
「大人になる、ためにはまずちゃんと子供にならなくちゃいけない」
ということ。。。
そのテーマが一話、一話どころか、登場人物の一挙手一投足にまで込められているのがこの『フリクリ』という作品。。。
たとえば、すっぱいのとか、星の王子様カレーとか、シャンプーハットとか、メガネとか、スキとか。。。
そしてそのことを踏まえて、TSUTAYAでDVDを全巻借りなおして見たら、一見イミフメイに見えるこの作品の全容を
自分はすべて理解することができた。。。
とは言え答えが書いてあるわけじゃないから、ここからは以下、ほぼ持論の域を出ないわけなんだけど、
先に述べたとおり、
この作品のテーマとは大人と子供の対比であり、主人公のナオ太が全六話を通して大人から子供になる物語である。。。
だからそれぞれの話にその対比を象徴するメタファーが存在している。。。
一話では“馬鹿大人”と“すっぱいのは苦手なんだよ”
二話ではマミ美視点で“ファイヤスターター”と“放火”、ナオ太視点では“悪いのは俺なんだ”と“逃げろ!マミ美ー!”
三話は終始ニナモ視点で他いっぱいあるけど主なのは“激辛カレー”と“メガネ”
四話は“バットを振らない”と“バットを振る”
五話は“もうたっくんだなんて呼ぶな!”と“俺の事好きなんだろ!”
最終話では“ブラックコーヒー”と“スキ”
この中でもニナモ視点の三話は少し特殊で、
ナオ太が一話から最終話にかけてする成長――つまり「大人から子供になる」ということ――を一つの話の中でやりとげている。。。
たとえば、
ニナモがナオ太の家にやってきたところ、
ナオ太の家にやってきたニナモが食事の席で激辛カレーを食べながら「これが大人の味よ」と言っているシーンは間違いなく大人だし、
そのあとカモンに父親のことを心配されて「大したことありませんから」と返すシーンも必死に大人な自分を演出しているシーンと言える。。。
しかしこの後すぐ、お腹が痛くなってトイレに立ち上がり、それに対しハル子が「トイレ? あっち」というシーン、
このシーンはまるで賞味期限切れのチェリオを飲んだ後遺症としてトイレに行くという風に描かれているけど、
実は激辛カレーが我慢できなかった(子供)という風に見ることができる。。。
その証拠に、三話の終盤、ニナモと合体したロボットがたっくんの激辛カレー弁当を食べた後、
同じようにトイレに行こうとする描写がある。。。
しかもこのときハル子は「トイレ? あっち」という同様の台詞を言っており、そのあと「ニヤリ」と付け加えている。。。
この「ニヤリ」はおそらく、やっぱり我慢してたんじゃんという、
ナオ太家の食卓でのニナモリに対するニヤリであると考えられる。。。
話を戻す。。。食事の後、ナオ太の部屋に来たニナモがメガネをかけていたシーンについて。。。
なぜこのときニナモはメガネをかけていたのか、それはラストシーンにもつながることで、自分でも強引過ぎる持論だけど、
ニナモはメガネをかけることが子供っぽいと思っているのではないだろうか。。。
だからいつもはコンタクト(大人)をつけている。。。
じゃあなぜこのときなのかというと、
おそらく自分と同類の人間であるナオ太の前でなら子供になれるという心理がニナモの中に働いてたと考えられる。。。
加えてこのとき、学芸会の主役を獲るためにズルをした事もナオ太に話している。。。
ズルをして主役になるなんて子供らしい行為をナオ太の前では笑顔で話せる、その裏には似た者同士であるという感覚があるからであろう。。。
しかし似たもの同士であるはずのナオ太に教室のみんなの見ている前で、ずるした事――子供であること――を指摘されてしまったニナモ。。。
このときいつもどおりロボットが出てくるんだけど、ロボットが登場したのはナオ太の頭ではなくニナモの頭からだった。。。
これに関しても、持論だけど、
おそらく頭から出てくるロボットは子供に反応していると思われる。。。
近くにいる人間の子供値(造語)がマックスに達したときとか、そんな感じ。。。
だから、
第一話では「兄ちゃんアメリカでさぁ……」と言ったナオ太に対して現実を受け入れたくないという子供的思考をしたマミ美に反応して、
第二話ではカンチとキスをしようとしたマミ美に対してこれまた受け入れられなかったナオ太に反応して、
第三話ではずるした事を指摘されたニナモに反応して。。。なんでこのときだけニナモの頭からなのかと言うと、
四話でカモンが言ってたように(NOを開けるのに)適した頭を持っていたからだと思われる。。。
で、その第四話は、頭からは何も出てきてないけど、バットを振る瞬間――子供になる瞬間――カンチが反応している。。。
第五話は「お前だって俺の事好きなんだろ!」の台詞でたっくんがそんなことを言う自分は子供であると気づいたのに反応して。。。
第六話はもちろん、ハル子に思いを伝えた「スキ」のシーン。。。
ナオ太にとって自分の思いを伝えるという行為は一番子供らしい行為だったのだろう。。。だから一番子供らしい行為に反応して、
今までで出てこなかったアトムスクが出現したと考えられる。。。
再びニナモに話を戻す。。。
第三話のラストシーンについて。。。
ニナモがメガネをかけて学芸会の舞台に上がるシーン。。。
これは先にも少し触れた通り、メガネをかける=子供である、とニナモは考え、
しかしその子供の姿を観客の大人を含める全員に見せているシーンである。。。
つまりニナモが子供になった瞬間である。。。
じゃあ最後の「伊達よ」は何なのか。。。
これは小説で答えが出ちゃってるから今更なんだけど、自分なりの解釈をするとしたら、
ニナモは子供になった自分を見る大人たちを見たくなかったのではないだろうか。。。
子供というのは子供扱いされるのが嫌いである。。。しかし子供というのはそういうものである。。。
だから子供である自分を見る大人を見えなくするために伊達メガネをかけるという行為――子供扱いされたくないという感情――を描くことによって、
ラスト、ニナモが子供になったことを表したのではないかと思う。。。
ここまでだらだらと長く書いてきて、本当はこの後も一番好きな四話についてとか書きたかったけど、もう疲れた。。。
FLCLはなんかいっぱい考えられるアニメだから、また気が向いたらTSUTAYAで全巻レンタルしてこよう。。。
因みに自分が一番好きなキャラはほとんどモブに近いマサシ。。。
なんか落ち着いてるし小学生なのに車も運転できるし、実はあいつが作中で一番の大人なんじゃないかと思う。。。
- 作者: 山口芳宏
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2010/03/24
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これで終わりかよ、って読み終わった後つぶやいた>リアルツイート。。。
大体、100人館の殺人なのに100人館である意味がないとか、終わってるだろ。。。
100人の登場人物の名前と職業を最初に書くぐらいだったら、そこに体重も加えて、
100人の重さ云々で発生するトリックとかにすればよかったのに。。。。
それに、基本ミステリーのトリックって最後に探偵の口でべらべら説明されると、
確かめる術もないしああそうなのかって納得しがちだけど、
このトリックばっかりは、さすがにそんなわきゃねぇだろwwwってツッコんだ。。。
なにがターザンロープのように紐に掴まってだ、ふざけんじゃねぇよwwwって。。。
館モンのミステリーと言えばやっぱり綾辻の十角館だね、あれはすごい良くできてたなー。。。