書籍紹介




新編 日本語誤用・慣用小辞典 (講談社現代新書)

新編 日本語誤用・慣用小辞典 (講談社現代新書)



「気が置ける」とか「寸暇を惜しまず」とか「霧がたちこんだ森」とか「見れる」とか「春乱漫」とか


「順風満帆(じゅんぷうまんぽ)」とか。。。


つまりそういう本。。。


これ、実際に新聞とか雑誌で使われた誤用を主に載っけてるんだけど、


そんな間違い普通しないだろってのも、雑誌の名前まで出して紹介してるから正直笑えない。。。


「ちょっとしたマニアの間の話を“かいま聞いたら”」(オーディオガイドVol.3)


“かいま聞く”って……なんか『かみま死ね』みたいだ。。。






鴉



「鴉は良い……鴉は良いよ……」


とうわごとの様に友人が洩らしていたので、


図書館で見つけて借りた。。。


あれだ、『蛍』のときも思ったけど、麻耶は真実を読み終えた読者の推理に委ねているところが多く見られるね。。。


今回も時系列が違っていたということは読んで分かったけど(橘花パートのすぐ後に櫻花パートを持ってきてるのがすげー効いてる)、同一人物で二重人格ということは友人に言われるまでわからなかった。。。


以下激しくネタバレで、


櫻花=カイン=アベル=庚の行動を整理




・十五年前、櫻花として弟を殺害>筑前煮やズボンの描写から村ではない


・一年前、今度はアベルとして村を訪れ庚となる(このときに松虫とも知り合っている?)


・野長瀬の事件でいろいろ細工した後、庚として村を出る


・半年後、カインとして再び村を訪れる



こんなカンジか。。。


思ったが、松虫(人形)との会話も二重人格の布石として考えていいのだろうか。。。


いきなりすげー入れ込んでて違和感ありまくりだったし。。。




結論:信用できん語り手を定型化するのは、推理が出来なくなるからやめろー(笑)






モグラ―おもしろ生態とかしこい防ぎ方

モグラ―おもしろ生態とかしこい防ぎ方



モグラって都市伝説なのかと思ってた。。。


でもコレを読んで分かった。。。


モグラは確かに私たちのそばに存在しているんだってこと。。。


モグラって、泥の付いたあげパンみたいだなってこと。。。


農家で被害に遭っている人が読めばいいと思う。。。






Another

Another



行人ー、綾辻ー、アナザー。。。


ということで、otherでもthe otherでもothersでもなくAnother。。。


それぞれの違いは検索でどぞ。。。


読み終わってからこその疑問なのだけど、これなんでこんなに厚いんだろ。。。


結局大事なのは最後のwho?なわけで、それに気づくか気づかないかの二択のみなんだから原稿用紙1000枚からもう少し短く出来るんじゃないかと思ったり。。。


ああでも、長くすることで読者の集中力や注意なんかを散漫にさせて、叙述トリック隠すのを手伝ったりしてるのかな。。。


それでも馴れた人ならすぐ気づいちゃいそうだけど。。。


綾辻は過去のセリフ持ってきてまで、最後には全部きちんと説明してくれるから、麻耶より遥かに親切だw